開会前日の26日は移動日である。新幹線に乗り一路東京へ。山手線に乗り換え日暮里に急ぐ。駅をおりて徒歩で数分、目的のホテルに到着する。チェックインの後、大方の荷物をフロントに預けて、そそくさと駅に取って返す。目指すは四谷。神田で中央線に乗り換える。四谷駅でおりてしばらく歩くと、お目当ての「ランステ麹町」に到着する。
ここはランナーにとってオアシスともいうべき場所だ。荷物を預けることができるロッカーがあるし、なによりも走り終わった後でシャワーを浴びることができる。ランステにチェックインをして簡単な説明を受ける。奥のロッカールームに移動し、いつものスポーティーなタイツとシャツに着替えた。携帯ケースに格納したデジカメをベルトで腰に固定する。iPodナノを首から提げたネームプレートに入れ、耳掛け式のステレオイヤフォンを装着する。準備万端、やっと、あこがれの皇居で走ることができる・・・。しみじみと感慨にひたりつつ、ランステを飛び出し皇居に向けて足を進めたのであった。
しかし皇居までの距離、約600mが長いこと長いこと。普段ならば、たいした距離でもなんでもない、たったの600mほどだ。今の場合、何が問題なのかというと、ランニング用に着ているタイツとシャツの衣装が他の一般の歩行者の衣装と著しく異なるため、衆目を一身に集めている、ような気がすることが、若干問題なのだ。なんとも違和感があって、有り体に言うと少々気恥ずかしい。
しかしここは思い切りが必要。やりたいこと、楽しいことを実現するためには、それなりの思い切りが無ければできない。これだって、いつもの400mの陸上トラックでは「制服」なのだから、と自分に言い聞かせつつ、無理に平然を装い歩みを進める。
しばらくして半蔵門に到着。桜の季節、観光客も多い。とりあえず、反時計回りに皇居周辺をゆっくりと走る。国立劇場や最高裁、堀の佇まい、景色が素晴らしい。ときどき立ち止まって腰に固定した携帯ケースからデジカメを取りだし、ぱちぱちと写真を撮りまくる。次いで桜田門をくぐり竹橋へ。あっというまに、一周5kmのジョグをこなしてしまった。
さっそく二週目に突入。こんどはRUNに集中し、少々スピードアップを図る。キロ5分のペースで走る。
つづく
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