そろそろ紅葉も見納めである。
岩手山の冠雪も日々大きくなり、来るべき冬を肌で感じる。
��1月2日は移動日である。第一原理電子構造計算に関する国際会議ASIAN11に出席するため台湾の高雄(カオシュン)に飛ぶのだ。盛岡から東京まで新幹線で移動し、そこからNEXにゆられること約1時間、成田空港第二ターミナルに到着する。
お腹がすいていたので、なにか食べようと空港のラウンジのレストランを物色する。ビールに唐揚げ2個、プラス揚げポテトのスティック数本がセットになって千百円。なぜ、こんなにも高いのか。まったく内容にふさわしいとは思えない価格である。
マクドはある。しかしハンバーガーを胃に収めて搭乗してしまうと、気圧の低い高々度では胃にもたれそうな気もする。あたりを見回しても、値段に相ふさわしい食欲をそそるメニューが無い! 「ここには食べるものが無い・・・」。しょうがないので早々にゲートへと向かう。金属探知機の洗礼を受けると、そこはTaxFreeの世界だ。
しかしである。ここの売店で売られていたバナナは、1本100円もしたのだ。レストランのメニューを見ても、カレーライス、美味しくなさそうなカレーライス、その一皿が千円! ただのラーメンで千円・・・。ぼったくるにも程がある。だいたい内容の貧弱さに比較して高すぎる。これまで遭遇した中で一番値段の高いバナナは、千葉のとある施設で販売されていた、一本105円のものである。端数の5円は消費税の分と考えると、空港で売られていたバナナは、Tax Freeとして5%を削減した良心的な価格であったのだろうか。さんざん迷った末、結局、当の100円バナナ2本とビールを買い求めることになる。少々悔しいが空きっ腹には勝てない。
夕刻、高雄行きのJALに搭乗した。あたりはもう真っ暗だ。少々肌寒い。機内サービスの軽食を赤ワインで頂く。JALのサービスは(某海外系の有名航空会社よりも)レベルが高いように感じられた。なにしろ、食事が「まあまあ」美味しい。食べることができる。
機能的であるが若干狭いエコノミークラスに体を押し込めること3時間余り。やっとのことで目的地高雄国際空港に到着する。

到着後、空港のロビーで荷物を受け取る。外に出ると、あまりの暑さに驚くこととなった。
なにしろ暑い。とても湿気がある。盛岡とは大違いである。もう一度、夏休みが来たかと思うほどだ。
夜も遅いので、とりあえずタクシーを拾いホテルに直行する。タクシーの窓から見えるシュロの並木が美しい。スクーターの軍団が縦横無尽に車線を縫う中、タクシーはかなりのスピードでそこを走り抜けていく。一般道なのだが、速度計を覗き見ると90km/hは出ているようだ。
車に揺られること30分弱、荘厳な趣のホテルに到着する。運転技術に感心したので乗車代金250 NT$にチップを加算し、計300NT$(日本円で1000円弱)を支払うことにする。その日はチェックインして早々に就寝した。