胸のいたるところにテープでぺたぺたと電極をとりつける。電極からのびた導線はうねうねと胸を這い、胃のあたりに貼り付けた携帯電話ほどの大きさのコンパクトな機器に接続されている。小さなモノクロの簡易ディスプレイを備えている。ぴっぴっと、看護師の方が機器のボタンをセットした。測定が始まったようだ。ディスプレイをのぞき込んでいる。モノクロのディスプレイに心電図のようなグラフが映し出されていた。
使い捨ての機器か?まさか。 再利用するとしたら電源はリチウムイオン二次電池だろう。これで充電できる。測定データはフラッシュメモリに記録するのだろう。USB経由でデータを吸い上げて解析するのか・・・
なにはともあれ24時間にわたる心電測定がスタートした。
医師:普通にしていてください。
私:運動はしても良いですか?
医師:どうぞ。ただし、お風呂やシャワーは我慢してください。
これでいつもの通り生活できると思いきや、
医師:あんまり汗をかくような運動もダメです。テープがはがれてしまうので
と、釘をさされてしまう。
激しい運動はダメと言われたが、多少は運動して心拍数が上がることを証明しておかないと、また、へんなことになってしまうのでは・・・不安を抱えたまま、その日は、とりあえず、おとなしく帰宅した。
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