2013年6月9日日曜日

第一原理計算


第一原理計算という計算方法で物質の電子状態を求めています.第一原理の精神は,パラメータを一切使わずに,物質を支配する第一の原理から計算をするということ.

なぜそのようなことをするのか.実験で測定すれば良いのではないか.

もちろんそうなのですが,この計算法の良いところは,未だ作っていない物質についての予測能力があるということです.こうゆう特性をもった物質が欲しい.それならば計算機の中で数値的に物質を作りだし,計算で特性を測定しよう.そうゆうことが可能な計算方法です.

一言で言うと,科学理論に基づいた錬金術のようなものです.

計算が膨大なのでスーパーコンピュータで計算をしています.千葉県,柏にある東京大学物性研究所のシステムAとシステムBです.システムAはNEC製のSX-9.4ノード64CPUのベクトル計算機.システムBはSGI製.3840CPU(×4コア)の並列計算機.

CPU単体の性能はシステムAが優れています.ですが,たとえば64個のCPUを並列にした計算をシステムBで実行すると,見かけ上,64×4=256個のCPUで並列計算をしたかのような素晴らしいパフォーマンスを発揮します.理想はシステムAとシステムBとをケースバイケースで使い分けすることです.

今使っているのは,オーストリアのウィーンで開発された計算コード.

ソースコードで提供されています.コンパイルが難しい!
どちらのシステムもクセが強くて.


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。