物性研究所のスーパーコンピュータが新しくなり、14日から試験運用がはじまった。主に使用するマシンはシステムB(kashiwa)。SGI Altix ICE 8400EX/3840 CPU。1CPUあたりのコア数は4なので全部で15360個のコアを持つ超並列計算機である。
この一週間、このマシンとの格闘に明け暮れていた。最初の関門はプログラムのコンパイル。インテルのコンパイラのコンパイルオプションのチェックからはじまって、数値計算ライブラリの指定、MPI並列計算のテストバージョンの構築、実行試験・・・。
最初は勝手がわからず、かなりストレスの溜まる作業であった。2日目になって、ようやくシステムの全貌がわかりかけ、3日目になってまともそうなアプリケーションが構築でき、それからはチェックのための再コンパイルとテスト計算の嵐であった。その甲斐あって、安定に、早く計算が実行できるアプリケーションが構築できたような気がする・・・おそらく。しかしこの程度の作業で済んだのは、事前にLinuxマシンで同じような作業をしていたことが大きい。ハードディスクのクラッシュで手元のシステムを再構築したことが、スーパーコンピュータでの作業の思わぬ予習となったようだ。あまり経験したくは無いですが。
旧マシンがリプレースのために今年4月に利用停止になってからというもの、満足のいく計算が困難な状態が長く続いた。
私の研究分野にとっては計算機が実験装置。
これが無ければ仕事にならない。
日頃、マシンとネットワークの維持管理に苦労されている我がホームグラウンドの情報処理センターのスタッフ、物性研究所電子計算機室のスタッフに感謝するのみ。
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