ホテルの朝食はおかゆと焼き魚主体の軽めのものをセレクトした.
出発前に軽く走ることにする.フロントで,お勧めのジョギングコースを聞いてみる.するとホテル近くの川沿いのコースを案内された.
ジョギングを終えてホテルに戻る頃には1時間ほど経過していた.シャワーを浴び,身支度を調えて,いざ「交通センター」へ.やや古めかしいビルである.
ここの3Fのレストランのバフェ(バイキング料理,スメルゴスボード)で早めの昼食を取る.実は「バイキング千円」と書かれた大きなビルの垂れ幕に前日から目をつけていたのだ.
入ってみて大変に驚いた.バラエティーに富んだ料理が並ぶ.とても千円とは思えない.あれもこれも,少しずつ取り皿にとって,食事する.
あえて難点をあげるとするならば,椅子のシートが若干汚れていることと,やや古めかしい料理であること.か.それでも,この料金ならば十分に満足がいく.
腹を満たした早めの昼食の後,熊本大学へと移動する.午後はポスター発表である.口頭発表での短時間の緊張感も良いが,ポスター発表で拘束される数時間,熱い議論がパーソナルに交わされる緊張感も,また別の意味で心地よい.
会場に行き,自分のポスターを貼る.内容はロジュウム金属面での一酸化窒素分子の理論計算についてである.セッションは体育館で開催されているのだが,その暑いことと言ったら無い.外気は既に31度である.風通しの悪い中,熱い討論を戦わせる物理屋たちが密室に大勢集まれば,雰囲気も気温も益々ヒートアップするのは必至である.
設置された扇風機は熱風をはき,レンタルのニッケンの簡易冷房装置から細々と冷気がはき出されてくる.
ホースからの冷気を浴びている間は,それでよい.問題は,それと引き替えの「熱気」が,単純に,装置の上部から排出されていると思われることだ.装置の上に手をかざしてみると良くわかる.この簡易冷房装置,風通しの悪い室内で使っても意味がないと思う.それどころか,かえって暑くなるのは必至だ.
閉め切った部屋の中に冷蔵庫があるとする.庫内の温度が最も冷たくなるように強冷運転をする.扉を開けて冷たい空気を放出する・・・冷たい空気の熱量と,冷蔵庫の背面や側面から放出される暖かい熱量を合算しても,プラスマイナスゼロの収支決算とはいかない.
なぜなら電気を使ってヒートポンプを動かしているので,それにともなってポンプが一生懸命に働いた熱量も放出されている.すなわち電力消費量のワット数分だけは,確実に室内の温度が上昇する.
閉め切った部屋の中にエアコンがあるとする,部屋の温度が最も冷たくなるように強冷運転をする.そのときに,室外機も部屋の中に設置していたとしたら,室温が下がるわけがない.
どう考えても会場の熱帯化は避けられない.
冷風をはき出しているホースの前に移動すれば,ホンの少し涼しいが・・・部屋の温度はどんどん上昇していく.仕事柄,皆さん,わかっているはずだが,だれも言い出さない.集団心理が作用しているのか.
しばらくして,午後3時頃を超えるころから多くの質問者を受け入れることになった.皆さん,それまでは関連分野の発表のセッションに参加されていたのだろう.私も含め,皆,汗でぐしょぐしょになりながらも,熱い議論を交わしていた.
今夜のエビスはさぞうまいだろうと確信できることが救いであった.
-----
��月27日,今日は帰盛する日だ.
熊本空港からセントレアへ.ここで足止め数時間.
花巻までの乗り換え便の本数が限られていて,うまい乗り継ぎがスケジュールできなかったのだ.iTunesの音楽を聴きながら,ぼったくりビールをいただく.昼食は味噌カツ弁当だ.
なんとか時間を潰して次の便に乗り込む.
花巻に到着すると,そこは別世界.冷たい空気に触れて帰ってきたことを実感する.高速バスに乗り込み,盛岡に到着する頃には,すっかりと日も暮れていた.
駅の立ち食いそば屋で夕食を軽く済ます.路線バスに乗り込み,我が家へと急ぐ.シャワーを浴び,ほっと一息.グラス一杯のアイリッシュウィスキーを飲み干し,寝床に着いた.
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。